単身用マンションはシンク上の水切りの作りが不安定だったりする

住宅を選ぶときに、普段から自分で料理をする人はキッチンがどうなのか気になりますよね。
それはファミリー用物件だけでなく単身者用の物件でも同じこと。

コンロは1口なのか2口なのかガスなのかIHなのか気になりますし、冷蔵庫を置くスペースはどこか、食器棚はどこに置こうか、電子レンジはどこに置こうか、炊飯器をどこに置こうか、色々考えてセッティングしますよね。

しかしながら、その辺は不動産会社や賃貸紹介会社もよく物件の特徴を把握していて各社フォーマットを作って情報を管理をしているので、実際に物件に行かずとも事前情報を得ることが出来ます。

けど、意外に見落としがちな所があってそれは洗い物をした後に食器を置くシンクの水切りです。

特に単身者用の水切りはシンクの上に設置されている場合が多く水が落ちてきてもシンクに流れるようになっています。

しかしながら、問題はそのシンクの水切りの作りが雑だったり、管理が不十分だったりするのです。
これは結構細かいところなので、管理会社や物件オーナーも見落ちしがちです。
実際にあった話で例をご紹介しようと思います。
関東に引っ越して初めて住んだ物件で、ある時洗い物をしているときに、洗った食器を水切り入れていくと、あるとき重さに耐えきれずに水切りを支えていたネジが外れて食器ごと下のシンクに全部落ちてしまいました。

勿論ガラスのコップなどは割れました。
友人に貰った美しい釉薬のおちょこも欠けてしまいました。
(※有名作家の物です)

おかしいと思って水切りの作りをよく見てみると、水切りを支えていたのが、長さ2センチほどの小さなネジ4本だけ。
これでは陶器やガラス、鉄製品などを載せるとすぐにキャパオーバーになってしまいます。

これはさすがに素人目でも手抜き感を感じずにはいられません。
と言うわけで、後日ホームセンターに行きより長くて強そうなネジ(8本)と水切りを面で支えるための金具を4つ購入して水切りの補強&修理をDIYで行いました。

そうするとさすがに、重さに耐えきれずに食器が落ちるという事はなくなりました。
家賃の安い物件だったので、細かい所の工事が手抜きになったんでしょうかね。

その不安定なシンクの水切りで食器が落ちた物件から駅から徒歩5分のもう少し良い物件のマンションに引越しました。
1Kでキッチンや冷蔵庫のスペースがそれなりに確保されている物件で料理をするイメージが沸いてくる物件でした。
前回の事があるので、シンクの水切りはしっかりチェックしましたがさすがに少し良いマンションだけあって作りはしっかりしていました。

その他諸条件もよかったのでその物件に引っ越しました。

それでまた洗い物をしていたら、今度は水切りの手前の方で食器の落下を防ぐ金具が何回も何回も落ちてきます。

この金具の接着面を見てみると十分に接着剤が付いてないみたいで後日またホームセンターで接着剤を買ってしっかり付けてみると直りました。

以上の事があったので、単身者用のマンションのシンクの水切りは工事が手抜きだったり手入れが不十分な場合があるので、注意して見てみましょう。
シンクの水切りが使えないとなると何処に洗い物を置けばいいか分からなくなりますからね。